宅配水を選ぶ上で最もわかりやすく、そして多くの人が注目する項目として利用にあたり発生する料金があげられます。ウォーターサーバーの利用にかかる料金は一概に水にかかる料金だけとは言い難く様々な要素が総合的にかかる料金には複雑に絡んできます。
宅配水の利用にかかる料金
宅配水にはまず利用した水の量に応じて料金が発生します。だいたいの場合1ボトルあたりの料金や1セットあたりにかかる料金で計算されますが、ボトルサイズが最もメジャーな12Lではない商品などは1Lあたりにかかる料金で表示している場合があります。またウォーターサーバーには他に水やサーバーの送料がかかる場合もありますが、会社や商品によっては最初から水代に含まれている場合やサービスで無料としている会社もあります。宅配水の利用にあたりサーバーを会社から借りる場合はレンタル料が発生する事もありますが、本体を買い取る場合は凡そ3万円前後が相場とされている為、余程長期に渡る利用でない限りレンタルのほうが基本はお得だと言われています。安全にサーバーを利用し続ける為に定期的なメンテナンスを行なっている会社もありますが、そのメンテナンスに料金が発生するのか否かも料金計算する上では大事です。水代、送料、レンタル代、そしてメンテナンス料、これらを総合的に見て宅配水の料金比較は行なわれます。
家電としての側面
またウォーターサーバーの本質は家電なので利用にあたり電気代が発生する事になります。特にウォーターサーバーは安全に利用するにあたり電源をつけっぱなしにしておく必要があるので料金をとことん追求する場合は消費電力にも注目する必要があります。だいたい一般的なサーバーの消費電力は80w弱だと言われており、また温水を工面するためのヒーターは温水タンクのキャパシティにもよりますが350～400wの電力を消費します。これらを常識的な頻度で一ヶ月利用した場合に発生する電気代は凡そ月に1000円前後になります。ただ最近は省エネモードと呼ばれる利用しない期間に一時的にヒーターの消費電力を抑える機能や、冷水や温水の温度調整ができる（常温に温度を近付ける事で消費電力を下げる）サーバーも登場しています。これらを利用する事で電気代は400円前後まで節約する事が可能とも言われています。
不足の事態に発生する料金
なお、宅配水の料金を考える上で意外と忘れられがちなのは、本来ならばかかる事はずのなかった不足の事態に必要な費用です。例えばウォーターサーバー商品の中には水ノルマと呼ばれる、月に利用しなくてはならない水の量が決まっておりそれに満たなかった場合に発生する料金があります。さらに、サーバーの中には最低契約期間を設けている商品もあります。これはサーバーを利用し続けなくてはいけない期間が決まっている契約内容であり、大抵の場合半年～2年の間で設定されています。もし契約期間満了前に解約する事になった場合は解約手数料が発生してしまい、解約手数料の相場はだいたい5000円から10000円だと言われています。もちろん商品の中にはノルマが設定されていない会社や解約手数料がかからない会社も存在しますが、不測の事態を視野にいれてこういった料金を確認しておく事も重要です。また故障や交換に関しても多くの会社では「常識的な範囲内での利用は無料補償」となっていますが、破損具合や故障の原因次第ではいくらか請求される場合があります。特に小さなお子様がいる家庭などでは、故障の補償範囲や修理で負担する必要のある額も見ておいたほうがいいかもしれません。
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